2つの“問う力” 〜全てはあなたのWILLから始まり、そして世界が動きだす〜

[お断り]今回のBlog記事の前半は、パーフェクトな私事であり、私のパーフェクトな独白です。恐らく私以外の世間様には1㎜も関心のない事柄であろうことを予めお断りしておきます(それでも読んでくれた方、ありがとうございます!)。
 
【長い長い前半戦】(読み飛ばし可能!)
 一昨日、恵比寿の蕎麦屋で同僚と語らいながら、“私の”WILL(成し遂げたい志事)をクリアーに発見してしまった。昨日、WILLに憑依された私は、導かれるように身体が動き、問いを発し、人と繋がった。とてもとても充実した短い1日物語を紡ぐことが出来た。
 
 僕のWILLは、周囲(同僚・他部門・先輩)に、2つの問いを投げかけずに居られない。
  1. 僕が感じる不満や問題は、あなたにとっても同じですか?違いますか?
  2. 僕のWILLは、貴方の不満・問題を解決することに繋がりますか?貴方のお役にたてますか?
 だったらこの人に相談してみたら?、人から人へ支援者の見えない糸が連鎖的に繋がれていく。まるで、神様に導かれるようにWILL実現の最良の支援者へ繋がって行く感覚。
 
 僕は、WILL実現の物語の扉を確実に開いた。あとは、物語の道中を進むのみ。桃太郎が吉備団子で支援者を得たように、僕は、僕のWILLで支援者を得る。そして、問いを周囲に発し、WILLのフィージビリティーの精度を上げていく。
 
 さて、馬が水を飲みたくなければ、どんなに水飲み場に引っ張っていっても無駄である。この教訓は、私の生業である教育ベンダーがデリバリーする教育研修にも合致する。本人に強い渇き(不満解消やWILL)がなければ、どんな素晴らしい教育コンテンツも豚に真珠、猫に小判だ。
 
 大企業に勤める多くの社員は、会社・組織からお題を与えられれば、生き生きとし、お題の問題解決スキルは驚くほど高い。こういう社員を社内で「うちのエース級の人材」と呼称するらしい。でも、それはあくまでも“他人の”お題だ。
 
 “私の”お題を発見しなければならない。“私の”お題でなければ、志事の途上で待ち受ける幾多の困難を乗り切ることは絶望的に低くなる。あるいは、中途半端なアウトプットで妥協してしまう。
 
 そう、かなり独断の危険を敢えて犯して言い放てば、多くの方(僕もその1人ですが)に一番欠けているのは、“私の”お題を発見する能力とその能力発揮の結果としての”私の”WILLなのだ。日本全国がWILLの供給不足状態にあるのかも知れない。
 
で、何の話や!と突っ込みを入れられそうですが、僕のWILLとは、
 
 “他人の”問題解決を快刀乱麻にさばく自己陶酔から醒めてもらい“私の”問題発見の美酒を味わうための意識転換と私の問題発見の考え方・スキルの武器をお渡しいただく場を提供すること。その場は、意識転換を目的とするため、もちろん自分がエースでいられるホームを離れたアウェイであること。自社だけでなく、社会・世間が抱える問題とも接続可能な場であること。
 
 そうした場をできるだけ多くの方に提供できたら嬉しいと思えるのです。
どういう形で実現するかは神のみぞ知るですが、自分の能力が及ぶ限りで突き進んでみたいと思います!
 
【後半戦】2つの問い力(伝えたいMessage)
僕の考察結論、問い力には、
第1の問い力•••“私の”WILLを発見する為の問い力
第2の問い力•••“私の”WILLを実現する為の問い力
の2つがあるということ。

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 で、第1の問い力は、教育領域。つまり、教えることが可能。例えばコーチングの質問スキル。これは、他者を深く理解するために使えるのと同時に、その質問を自分に向けて使うことで自己理解(自分の不満・何かをしたいという微かな動機等)を促します。
 次に、自分の不満、何かしたいという微かな動機を他人に発信しましょう!すると、もっと鮮明になってくる、自分の不満や動機が。で、何人かに発信していく過程で、臨界点に達すると、あれ、“私の”問題のはずが、ひょっとすると、もしかすると、“みんなの”問題ではないのかと脳内発火する。
 脳内発火したら、自分(所属する組織)のネットワークと資源で“みんなの”(かも知れない)問題を解決するWILLを模索する。周囲の力も借りてプロトタイプのWILLがある程度クリアーになればしめたもの!ここから、第2の問い力の領域へ突入する。[ちなみに僕は今この段階に居る]
 
 第2の問い力は、実践領域。つまり、教えることではなく、本人が“自分の”WILLに突き動かされて、自然と2つの問い[前半戦参照]を周囲に発する[これは、スキルではなく、WILLがクリアーになると誰でもできるもの]。
 第2の問い力の継続を通じて、“私の”WILLが“みんなの(多くの人の)”WILLへ昇華する。そして、協力者を得て、WILLの実現可能性を高めることになる。
 
 偉大なリーダーのリーダーシップ物語も上記のようなプロセスを辿っているのではないかと僕は思います。だとしたら、偉大というと憚られるけど、誰もが自分の周囲に範囲は小さいかもしらんけど、リーダーシップ物語を紡げることはできるはず!じゃないですか。

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 以上、ここまで辿りついて(おつきあい)くださった方、お疲れ様でした&ありがとうございました!